2014年8月30日土曜日

アナログとデジタル・・・

数十年前に色々な物がデジタル化されて行く時に論争があった。デジタル時代初期にはアナログに敵わない物が多く存在したが、現在ではほぼ全てでアナログを凌駕していると思う。音とか映像は多分に趣味的要素なども加わるので一概には言えないがここもデジタルの勝利だとは思う。時計などは時間の正確さでは完全にデジタルだがここにも趣味性の問題やメカニカルな物の希少性などもありアナログが珍重されている。音や映像もデジタルの勝利だと書いたが、音楽再生側の機器はフルデジタルが勝利したわけでは無い。マイクはアナログだしスピーカーもアナログだ。入り口と出口はアナログなのだ。基本的に空気の振動を電気信号に変換し電気信号を空気の振動に変換し耳の鼓膜や体に伝えるのでここはアナログだ。デジタルの問題点はマイクから入ってくる全ての情報を完全にデジタル処理出来るか、またそれを完全に再生出来るかが大きな問題となる。しかし、現実的にこれを判断するためのオーディオ装置などを多くの人が所有して居らず、それ以前の問題の方が大きい。アナログのレコードの方が音が優しいとか倍音が鳴ってるとか色々言われるが殆どの人はそれを再生出来る装置やプレーヤーを持っていない。再生装置が貧弱ならデジタル物のCDなどの方が良い音に聞こえるのだ。iPodが発売されてMP-3やAACなどの圧縮デジタル音楽が一般化した。16ビットでは有るが圧縮や間引きなどで元の音と違いはあるのだが問題と成らない事が多い。多くの楽曲を持ち歩ける利便性と付属イヤーホーンや低価格の物での再生では問題は少ない。多くの家庭や若者達はオーディオ・システムを捨てたのだ。最近になって良い音を求めてハイレゾリューション配信楽曲を聴くために高級ヘッドホーンやイヤホーン、D/A変換ヘッドホーンアンプを繋いで聞くという人々も増えてきてオーディオ機器メーカーも新製品を出して来つつある。さて、我が家のオーディオ・システムはスピーカーとCDプレーヤー以外は1970年後期から1980年初期の物だ。当時の金額ではそれなりの高級品ではある。まだまだ現役で良い仕事をしてくれている。ここに最新のUSB-DACを繋いでPCオーディオとも呼ばれるハイレゾ再生機器を繋いで鳴らしているのだ調子の悪かったレコード・ターンテーブルを直したのでレコード盤も聞き始めた。個人的見解ではあるがデジタルの勝ちだと思う。CDでもマスタリングやプレス工場、材質などで音の善し悪しはあるのだが、ビニール盤はそれ以上に多い。音質に気を遣っている物もあり、聞いていて問題無い物もあるが殆どは問題有りだと思う。当時でも録音の善し悪しやカッティング、プレスなどでも話題はあったが、それほど気にならなかったし納得してもいた。最近のリマスター物や初めからハイレゾで録音した物を聞くとアナログ盤が最高だとは残念ながら言えない。オーディオ機器メーカー各社もどんどん高級機種を出してくると価格の安い機器も底上げされ、ソフト側もリマスターなどに力を入れ始めて来るとアナログ盤もノスタルジーとメカニカルな物の希少性で別の方向、趣味性に向かうしか無いとおもう。再発売されているレコード盤の品質は素晴らしいレベルだがそれを再生出来る機器を殆どの人は持っていない。ソリッド・ステートアンプと真空管アンプの音の違いという問題より勝敗は判りやすい。一般人に試聴させたら99対1ぐらいだろうな。


ずっと更新してなかったので・・現在はこうなった。

ドローンを取り巻く環境は特に23区在住者の場合は相変わらず良くは無い。 航空法対象外のU199マビックミニも発売されたが結局飛ばせる場所は23区内は絶望的。旅行にもそれ程行かないし空撮目的で出掛けることも無いのでTinyWhoopに移行して90ミリ以下の機体で遊んでいる。さて、...