2017年3月31日金曜日

不人気なのが不思議なカメラだ。

LEICA X VARIOは不人気機種で、製造中止にもなっている。まあ中古で買った僕としては嬉しい値段(といっても高級一眼並だが)で手に入れたので問題は無い。
不人気の理由としては、大きい、レンズが暗い、28-70㎜という画角が不満というところらしい。実際に使ってみて上記理由に対して僕には何の問題も無い。APS-Cという大きさのコンデジとしてズームレンズが有ると言うだけで有り難い。暗いと言うことと28-70㎜のズームでこの大きさにするというのはある意味しょうが無いと思う。暗さより画質優先で造られたと考えると納得できる。手振れ補正も一応付いているが電子式で大した物では無い。これもレンズシフトやセンサーシフト付けると全体に大きくなったり画質優先という事から外れるので搭載してこなかったのだと思う。この会社は超コンサバな考えでカメラやレンズを造っているので当然の成り行きだ。オートフォーカスも付いては居るが、遅いし迷う。しかしマニュアルで撮りやすい設計になっているので問題は全くない。問題が有るとすれば、日本製コンデジのフルオートで撮れば全てOKで撮れるカメラでは無いので初心者には勧められないのと写りが渋めなので日本製カメラに慣れていると写りに不満が出る可能性が有ると言うことだ。デジタル写真は正確な色合いを映し出せるディスプレーが必須だが高価なので普通の人は持っていない。高精度のディスプレーと良いソフトが無ければ本当の写りは確認出来ないのだ。以前も書いているがフルサイズの画像素子に高級レンズなら写りは保障されたような物だが画質の素晴らしさはあっても個性は少ない。フィルム時代だとレンズとフィルムの組み合わせでそれなりの個性はあったがデジタル時代になって個性が少なくなって来ている。フィルム時代の現像、焼き付けと同じようにROWファイルで撮ってソフトで調整する事になって来たのでディスプレイやPCの性能が良くないと最終的には上手くいかない。iPhoneは全て自動で綺麗な写真に仕上げて来るという技術が上手いからだ。ジジイになって色々使ってきて今回のX VARIO使ってみるとLEICAというメーカーの凄さがやっと判った気がする。カメラ好きがLEICAを信奉するのをハテナマーク付で見てきたが、歴史とドイツ人気質には恐れ入るばかりである。写真は深い!

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