2017年3月27日月曜日

LEICA信者の気持ちも判る・・

初ライカがやって来てまだ数日で近所でしか撮ってはいないのだが、日本のカメラメーカーとの違いが少し判ってきた。CanonやNikonも含めもの凄く綺麗に撮れるのは日本のメーカーの物だと思う。ライカの写りは方向性が違うというか目の色の違いなのか発色の考え方やレンズを通した写り方が少し違う。自転車パーツのシマノとカンパの違いと近いかも知れない。シマノの精度と造りの良さは世界一だ。ではカンパは世界第二位なのかというとこれも違う。製品の値段通りの性能と機能だけならばシマノ以外は話にもならないくらい差がある。シマノとカンパではブレーキの効き方だけでも違いがある。シマノのデュラエースの効き方は凄い!カンパのRecordの効き方はコントロールというか効くときには同じような効き方するが、ロードレースで集団走行などしているときには使いやすい効き方をする。つまり、全域リニアでは無いと言うことだ。ここいらが歴史とノウハウなんだと思う。製品デザインの優雅さはカンパの圧勝だ。ライカにもこのようなことは言えると思う。要するにコストより自分たちが作りたい物を造ってみたらこういう物でこんな値段になったと言うことだろう。スマホのカメラでもiPhoneとSonyのXperiaなどと比べてみると判りやすいと思う。スペックではSonyだ。多分解像力でもSonyだ。でも撮ってみるとiPhoneのほうが良い雰囲気に写る。ここは画像処理のチューニングのセンスだと思う。ライカで撮ってみると何気ない写真にこそライカらしさがある。勿論スペック的にもかなり追い込んだスペックなのだろうが、メカ的な物だけで無くチューニングが上手いのだと思う。
日本のカメラやレンズはより高精細により高密度に向かって有無を言わさない性能追求に向かっている。今回のX-VARIOのレンズはf値が3.5から6.4である。ズーム端70㎜はf6.4と暗い。日本のメーカーならもう少し明るく作る。だが、ズーム端で30センチまで寄って撮ってもそれなりにボケるしボケも自然だ。内蔵ストロボも自然な写り方向に向いている。要するにカメラ側での設定の巧さが有り、ある意味でMercedesのSクラス的に全て車に任せて貴方はステアリングとアクセル操作だけしていれば心配在りませんよ。と言うような物かも知れない。カメラの物としての質感は素晴らしく高い値段も納得の造り込みで有り所有満足度は高い。ドイツ的製品と言うことなら正にドイツ的製品だ。カメラの歴史を作ってきたメーカーでもあり、個性を安売りしない会社の製品は持っているだけで嬉しい気分になる。ライカ信者の気持ちも少し判ってきたかなぁ。

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ずっと更新してなかったので・・現在はこうなった。

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