2018年8月26日日曜日

Ryze Tech TELLOはどうなのか?

Ryze Tech社製Telloを買ってから10日間程度使ってみての考察。
DJIとIntelの技術を使って軽量で性能の良いホビードローとして登場したのがTelloです。
航空法などの制限を受けない200g以下のホビードローンは多くのメーカーから格安な物も含めて数多く発売されています。以前も書きましたが2.4G帯を使う無線操縦機ですので日本の技術適合認定(無線免許不要)を取っていないと電波法違反になり罰せられます。
安いからといって中国直輸入物には注意が必要です。Telloは技適も通っており問題ありません。航空法の制限はありませんが、他の法律などでの制限はあるので注意しましょう。
色々な制限、注意することについてはネットで調べれば色々と出てくるので参照して下さい。ではTelloの良いところは以下のようになります。

①GPS機能は無いが下に取り付けられたカメラで画像認識して位置情報を取得しているのでホバリングと言ってコントローラーを操作しないとその場で空中停止する制度が高い。
②離陸・着陸がボタンで操作できる。
③iPhone等スマートフォンのみで操作することが出来る。
④動画・静止画が撮影出来てクオリティも高い。
⑤デザインも良くプロペラガードも標準で付いており安全性も考慮され衝突・落下にも割と壊れにくい。
⑥DJIがサポートしているので消耗品・パーツの入手がしやすい。

問題点及び注意点は以下のようになります。
①80gで小型・軽量なので風には弱い。(全ての小型ドローンに言えることだが)
②パッケージに充電器・本体接続充電用マイクロUSB-USBコードが付属しない。
③動画や静止画を保存するのはマイクロSDなどでは無くスマートフォンに送信される。
④ヘッドレスモードと呼ばれる機能が無いのでコントローラー操作に注意が必要。
⑤ホームリターン機能が無い。小さいので熱処理の問題はある。

などなど有りますが、12,800円と言う値段を考えると充電器やケーブルなどコストダウンしていないとこの金額も納得です。
機体に固定されているカメラで軽量なので画像がフラついたり転送の問題でコマ落ちしたりノイズが多いと言うことで画像は良くないと言う人もおりますが、ホビードローンとしては充分な画質と思います。WiFiエクステンダーやNDフィルターなどを上手く使って操作をゆっくりすれば問題点はかなり修正できます。
Telloは基本技術を重点的に設計されているので便利機能は少ないですが完成度は高いです。ケースなども安いので旅行など何処にでも持って行けてそれなりの空撮画像が撮れると言うことが最大の利点でしょう。

お奨めのセットは、予備バッテリー数個と充電ハブ、USB充電器。
余裕があれば、ケースに、コントローラWiFiエクステンダーと大容量モバイルバッテリーです。モバイルバッテリーにUSB・Wi-Fiエクステンダーを繋げて使い、バッテリーも充電できるので野外で電源が無くても安心です。
とにかく、80gの機体なので多くを求めずに楽しく遊ぶと言うことを判っていれば現状では総合的にお奨め出来るドローンでは無いかと思います。

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ずっと更新してなかったので・・現在はこうなった。

ドローンを取り巻く環境は特に23区在住者の場合は相変わらず良くは無い。 航空法対象外のU199マビックミニも発売されたが結局飛ばせる場所は23区内は絶望的。旅行にもそれ程行かないし空撮目的で出掛けることも無いのでTinyWhoopに移行して90ミリ以下の機体で遊んでいる。さて、...