2009年6月9日火曜日

自転車を組み立てる


この写真は我が家にやってきた時の状態。フロントフォークのステム管も長いままです。自転車を組み立てるのはそれほど難しくは無いのですが、ちゃんと組み上げるには専用工具が無いと無理ですね。自転車といってもロードレーサーはレーシング・マシンですから組立精度が重要です。キッチリ組まないとハンドリングなどに大きな影響を及ぼす事もあるのでここは手抜きなし。ギアやクランクの軸受けとなるBB(ボトム・ブラケット)の取付けには左右の平行出しの為にネジを切り直し、塗装部分も削って平行になるように微妙に削ります。また、全てのネジというネジの入る所もネジを切り直します。フロントフォークを取付ける所も同じで、ベアリングが収納される所の精度を上げる為に削ります。(フェーシング)最後にステム管の長さを極めてカット!(カーボンなのでのこぎりで切れる)カットもソーガイドを使って切り、切り口をやすりで処理。ここまでくれば、パーツを組み込んでワイヤー等の長さを決めてカット(ここでもカットした面のやすり掛けなどします)パーツは殆ど六角レンチで組めるのですが、カンパを組むにはトルクスレンチも必要、また分割されているウルトラクランクの締付けには専用工具が必要です。カンパはチェーン取付けにも専用工具が必要なんでパーツ以外にも色々とお金が掛かります。泣)フェーシングやBBのねじ切りはプロショップで行う事になります。(自分で揃えるとこれだけで20万ぐらい掛かるし微妙な技術も必要)組み付けたらブレーキのセンター調整やらヘッドパーツのガタなど無いかチェックして終了!少しテスト走行してワイヤーの初期伸びなど調整で完成。カンパでなくても基本的には同じ。プロショップで購入するとこういう作業を全て行ってから納車となるので納車まで時間がかかるのですね。自分でやれると色々と判ってくるので楽しいですが、場合によっては高い授業料を払う事にもなりかねませんので、良い子は黙ってプロショップで買いましょうね!

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